小松可奈子個展
KOMATSU Kanako solo exhibition

おママごと
play house

2024年2月20日(火)から25日(日)
12:00から18:00

KUNST ARZTでは、2年ぶり4度目となる
小松可奈子の個展を開催します。
小松可奈子は、慣例や習慣から感じた違和感を
毒気を含んだユーモアでポップに
昇華させるアーティストです。
コロナ禍の中での妊娠出産をテーマにした
前回の個展に続き、
本展では3歳になった子どもの
40代ママとしての日常体験をベースに展開します。
そこには家父長制、ジェンダー・・・
様々な問題が透けて見えてきます。
(KUNST ARZT 岡本光博)


PRESS RELEASE



展覧会コンセプト

子どもを産んで、気がつけば3年目。
それでも自分に向けられた「お母さん」呼び、
「〇〇ちゃんのママ」という言葉を
すんなりと受け入れられないことがある。
「家族」だから、「親子」だから、
という考え方もいまだに苦手である。
「お母さん」という仮面は、
いつになったら私に染み込むのかしら。
(気づいていないだけでもう染み込んでいる?)
公的な書類を提出するとき、
妻である私の名前で申請しても
「世帯主」である夫の名前でなければ
受理されないことがあるのは何故?
女である私が子育てを担うのが
そもそも当たり前なのだろうか。
子が絵本の登場人物を「これは男の子?女の子?」と
聞いてくることにちょっとイライラする。
女の子がピンクで男の子が青で、
女の子がスカートで男の子がズボン、
みたいな常識って何?
女の子らしく、男の子らしく、ってなんなの?
(とはいえ子がいつの間にかピンクを好むようになっていたなぁ)
仕事をしていて、子どもの病気で休まなきゃいけない時の
あの行き場のない罪悪感って一体何なんだろうか。
子どもへの教育がわからない、自分も大した人間でもないのに。
トイレトレーニングが進まない。どうしようかな、
でも調べるのもだるいなぁ。
良い「母親」って何だろうな。
こんなことにいちいち気になる私は気にし過ぎなのだろうか?
私の頭の中はこんな感じ。
いつまでたっても「おままごと」してるみたい。
「ママ」の真似事をしてるみたい。



KOMATSU Kanako (b.1982, Aomori pref, lives and works in Tokyo)
is an artist who expresses the sense of discomfort
she feels from conventions and customs in her pop art.
She graduated from the Department of Science of Design
at Musashino Art University.




女の子はピンクが好き
2024
市販のおもちゃを着彩




血となり肉となる
2023
赤の刺繍糸、ピンクのTシャツ
60cm×67cm




アタリ
a lottery
2022
妊娠検査薬、アクリルの箱
20×20×20 cm




へそ(の緒)ピ
an earring of umbilical cord
2022
臍の緒、金具
Umbilical cord, metal fittings




こんな感じ
a diaper
2021
紙オムツ、フェルト、刺繍糸
30×30cm




Pink or Blue
2022
スチレンボードに写真プリント
592×418×4 mm each




ぴゅあ缶
infant formula's cans
2022
紙にシルクスクリーンプリント
Silkscreen on paper
210×297mm (シート)
228×317×27 mm (額)




以上、個展「乳ノーマル」展示風景
2022年




愛がほしい
2019
書籍、雑誌から切り出した「愛」




愛なき世界
2019
CD:「愛」を削除したモーニング娘の曲
歌詞カード:「愛」を切り抜いた歌詞カード




愛を踏みにじる
2019
玄関マット



永遠の愛
2019
メルカリに売りに出されていたペアリング
メルカリの画面をプリントしたもの




うすっぺらい愛
2019
「愛」の形に切り抜いた婚姻届け



愛を焼き付ける
2019
パフォーマンス、饅頭、焼き鏝


以上、個展「1mgの愛」(2019)より



アーティスト・ステートメント

私は「今」を生きている。
「今」を生きている人間ゆえの、
みずみずしい実感がある。
日常生活での些細な気づき、
ふと感じた違和感、過去のほどけた記憶の
断片などを手がかりに、何かを用いて、
何かを作りだしている。
それによって今の世の中の空気や
人間のかわいさ、哀しみ、滑稽さなどが
滲み出ることをちょっとだけ期待している。




「みかんせい」ワークショップ




mikan-sei
みかんせい
2015
みかん
世界はまだ完成しないまま




becquerel      
流行のTシャツ
2017
Tシャツにインクジェットプリント
福島県に住む私には「ベクレル」という単語は嫌がおうにもつきまとう。
いっそファッションとして消化できないだろうかと思い制作した。



経歴

1982 青森県生まれ
2006 武蔵野美術大学 造形学部 
基礎デザイン学科 卒業

個展
2017 「日常のカケラ」
八戸ポータルミュージアムはっち/青森
2018 「ホームシックhome-chic」KUNST ARZT
2019 「KA-TE-I」JINEN GALLERY/東京
2019 「1mgの愛」KUNST ARZT
2020 「恋の葬式」新宿眼科画廊 /東京

グループ展ほか
2015 「せんだい21アンデパンダン」
TURN AROUND/宮城
2015 「第6回 東京アンデパンダン」 
EARTH+GALLERY/東京
2016 「SICF17」 スパイラルホール/東京
2017 「SICF18」 スパイラルホール/東京
2017 アーティストインレジデンス
「京都:Re-Search in 福知山」
2018 「SICF19」 スパイラルホール/東京
2018 「ポートフォリオ展2018 新宿眼科画廊/東京
2019 「東京インディペンデント2019」
東京藝術大学陳列館 / 東京




ningenmoyo     
人間模様
2017
レース糸、ネット
人間は関係性を作る


以上、
個展「ホームシック」
2018年
より













大きな愛
2019
牛皮、木、釘
\ 40,000

愛を踏みにじる
2019
玄関マット
\ 15,000 ed.10

愛がほしい
2019
書籍、雑誌から切り出した「愛」
\ 12,000

人間模様 human pattern
2018
レース糸、かぎ針
\ 100,000

homesick
2018
実家の毛糸、実家の風呂敷
\ 50,000

ほぼほぼ
2018
\ 3,000 ed.30



for the collection of
KOMATSU Kanako's works